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2年前に海兵隊を退役し、生まれ故郷の農場で静かな日々を過ごすクロード。
ある日、農作業の道具を探していた彼は、農場の隅にひっそりと置かれた大きくて古びたタンスの存在に気付く。 どこか懐かしく、見覚えのあるタンス。 彼がそっとその扉を開くと、突然まばゆい光が差し込み、まるで大きな口で飲み込むように彼をタンスの奥へと吸い込んでいってしまう。 |
次に目を覚ました彼が座っていたのは、見たこともないようなテクノロジーが敷き詰められた巨大宇宙戦艦のコックピット。目の前には、壮大な宇宙空間が広がっている。
「久しぶりね、クロード。覚えてる?エマよ。」 彼の背後から、上半身が牛、下半身が人間の姿をした女性が話しかける。 そして全く状況を飲み込めない彼に対し、こう続けた。 「奴らはこれまで以上に悪魔の兵器“ソースシステム”の開発に力を入れてきているわ。 「クロード、あなたの力が必要よ」 このまるで嘘のような急展開の先に、太陽系全体を巻き込む、「愛」と「嘘」に満ちた戦いが待ち受けていることを、彼はまだ知らない-。 |